第365章顔を変える

「ジェームズ、近寄らないで!」

エミリーは、こちらへ歩み寄ってくる相手に向かって真っすぐ叫んだ。

エミリーのもとへ駆け寄っていたジェームズは、その場でぴたりと足を止める。

そして傷ついた顔を作った。「エミリー、そんなふうに僕と距離を置かなきゃいけないのか? 本当はまだ僕のことを気にしてる。だからこそ憎くなるんだろう。責めたりしないよ。これからは僕が君を守る。ずっと君の味方だったって信じさせてみせる」

感情を込めて、そう言い切る。

その言葉に、周囲の見物人からは称賛の声が上がった。

多くの女の子が、羨望の目でエミリーを見る。

「イケメンすぎ! 顔もいいし、服の感じからして仕立てたや...

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